企業内部で技能形成を行うというメカニズム自体が消滅することになる。このように、日本型雇用システムの構造変動とは、労使関係/技能形成/労働生産性という機能連関において、技能形成の項が消滅することでもある。少なくとも技能形成の機能は低下することになる。それは雇用システムそのものの機能的衰退を意味している。すると、もし既存のものとは異なる雇用システムが形成され、それが新たな機能連関を形成するのであれば、そのためには既存のものとは異なる形で技能形成が制度化される必要がある。
[参考]
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その一つのモデルが「職業別労働市場」と呼ばれる雇用システムであれば、それはどのような構造と機能から成り立つのか。それは日本型の雇用システムにどのような可能性を与えるのか。これについて見ることにしよう。