「面接場面では営業責任者に会わせて欲しい」と要望するエンジニアのKさん。彼の身の上に何があったのか?メーカーで民生品の開発に携わるエンジニアが何にこだわるかというと、自分が手掛けた製品がどれだけ世の中で評価されているか、である。個人差はあるものの、みな似たり寄ったりのことを考えているらしい。となると、せっかく汗水たらして開発にいそしんだ製品を、会社に否定されると、やるせなくなって転職を考えたりするものなのである。
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「面接の過程で応募先の営業責任者に会うことはできるでしょうか?」三十二歳のKさんは、我々から提供された求人情報を前にして、ふとこんな質問を投げかけてきた。彼は某メーカーの製品設計のエンジニアで、主に計測器の分野を担当している。現在、わけあって転職活動中の身である。転職活動中の人材が自分の上司になりうる人との面接を希望するのは至極当然の話だ。ただ、全く違うセクションの責任者に会わせてくれという要望は珍しい。しかも営業責任者と指定してきている。